最近流行りの「どんなときもWIFI」と超有名ポケットWIFIの「WIMAX」
どちらも人気のポケットWIFIです。
どちらも人気があるがゆえに「結局どちらの方が良いの?」と悩んでしまうと思います。
そこでこの記事では、「どんなときもWIFI」と「WIMAX」を様々な視点から比較してみました。
どちらが良いかで迷っている人の参考になれば幸いです。
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もくじ
「どんなときもWIFI」と「WIMAX」の比較
「どんなときもWIFI」と「WIMAX」を次の点から比較してみます。
- 月額基本料金
- 通信回線・通信可能エリア
- 通信速度
- 通信速度制限
- 契約期間
- 違約金
WIMAXは契約するプロバイダによって月額基本料金などが異なりますので、今回はなかでも最安値級と評判の「GMOとくとくBB」のギガ放題プランで利用した場合を例に比較します(2020.3.18時点)。
月額基本料金
月額基本料金(税抜) | |
どんなときもWIFI | 3480円 |
WIMAX | 【1~2か月目】3609円
【3か月目~】4263円 |
月額基本料金を単純に比較すると「どんなときもWIFI」の圧勝です。
仮に2年間使用した場合のトータル料金を計算してみます。
- 【どんなときもWIFI】⇒8万3520円
- 【WIMAX】⇒10万1002円
しかし、忘れてはならないのが「GMOとくとくBB」の高額キャッシュバック
時期にもよりますが3万円以上キャッシュバックされることも。
2020年3月18日現在では3万1800円のキャッシュバックとなっています。
このGMOとくとくBBのキャッシュバックを考慮した2年間の支払総額は次のとおり
- 【どんなときもWIFI】⇒8万3520円
- 【WIMAX】⇒6万9202円
なんと、GMOとくとくBBのキャッシュバックを考慮すると2年間の支払総額が逆転しました。
WIMAXの1か月あたりの実質的な基本料金は2884円
2年間の支払総額の差は1万4318円
「WIMAX」の方が「どんなときもWIFI」よりも圧倒的に安くなります。
しかも、GMOとくとくBBのWIMAXは通常なら1万円以上するモバイルルーター端末が無料で貰えます。
どんなときもWIFIは解約後にモバイルルーター端末の返却が必要なので、この点でもWIMAXの方がお得になります。

しかも、WIMAXは通常なら1万円するモバイルルーター端末が無料で貰えます。
月額基本料金の比較では「WIMAX」の圧勝です。
通信回線・通信可能エリア
通信回線 | 通信可能エリア | |
どんなときもWIFI | ドコモ、AU、ソフトバンク | ドコモ、AU、ソフトバンクのLTE回線エリア |
WIMAX | WiMAX 2+、AU | WiMAX 2+回線エリア、AUのLTE回線エリア |
「どんなときもWIFI」の通信回線は、クラウドSIMという仕組みによりドコモ・AU・ソフトバンク回線が使えます。
大手キャリア全ての回線が使えるということは、通信可能エリアもメチャクチャ広い。
どんなときもWIFIなら基本的に圏外の心配がありません。むしろコレで圏外なら何を使っても圏外というレベルです。
それに対し「WIMAX」の通信回線は「WIMAX2+」と「AUのLTE回線」
WIMAX2+回線は通信可能エリアがかなり狭いです。都市部なら大丈夫ですが地方に行くと圏外エリアが結構あります。
しかも、WIMAXの厄介な点として、通信可能エリア内でも圏外になる場所があるということ。
WIMAXで使用している電波の性質上、障害物にかなり弱く「屋内、車中、地下、トンネル内、ビルの陰、山間部など」では通信可能エリア内でも圏外になる場合があります。
公式サイトでも次のような注意事項が書いてあります。
ちなみに、WIMAXでは「AUのLTE回線」を使用することも出来ますが、AUのLTE回線は無制限に使えません。
月に7GBまでです。月に7GB以上通信をすると通信制限がされてしまいます。
最悪なことに通信制限がされるのはAUのLTE回線だけでなく、WIMAX2+回線を使用した通信も速度制限の対象。
AUのLTE回線は通信可能エリアが広い反面、WIMAXでたくさんネットを使いたい人はあまり使用しない方が良いでしょう。







通信速度
上り(アップロード) | 下り(ダウンロード) | |
どんなときもWIFI | 50Mbps | 150Mbps |
WIMAX | 75Mbps | 有線接続時:1.2Gbps
無線接続時:867Mbps |
WIMAXは使用するルーターによって通信速度が異なります。現在の最速機種である「Speed Wi-Fi NEXT W06」で比較してみます。
上り(アップロード)、下り(ダウンロード)ともに「WIMAX」の方が高速です。
上りで1.5倍、下りで6~8倍もの通信速度の差があります。
ただ、これはあくまでも理論値で、実際にこのとおりの通信速度が出るわけではありません。
実際には「どんなときもWIFI」は常時10~30Mbps程度の速度ですし、WIMAXは電波状況が良ければ50~100Mbps程度の通信速度が出ます。
【実測】
- どんなときもWIFI:10~30Mbps程度
- WIMAX:50~100Mbps程度
いちおう実測でもWIMAXの方が高速ですが、それほど大きな違いとはなりません。
と言うのも、だいたい10Mbpsくらいの速度があれば何でも快適に利用できます。動画配信サービスも楽勝です。
なので、「どんなときもWIFI」「WIMAX」どちらを使ってもほとんど体感速度に違いは感じられません。
あるとすれば、アプリのダウンロードや大容量ファイルをダウンロードするときくらいでしょう。







通信速度制限
通信速度制限 | 制限後の速度 | |
どんなときもWIFI | 著しくネットワークを占有するレベルの大容量通信をした場合制限される場合がある | 384kbps |
WIMAX |
|
1Mbps |
「どんなときもWIFI」と「WIMAXのギガ放題」どちらもネット使い放題をアピールしています。
しかし、どちらも例外的に速度制限される場合があります。
速度制限のレベルで言うと、WIMAXの方が規制が厳しい
「どんなときもWIFI」が「著しくネットワークを占有するレベルの大容量通信」で、「WIMAX」が「直近3日間で10GB」
どんなときもWIFIはどのくらい使うと速度制限されるか不明確ですが、実際に使用してみると月300~400GBくらい使っても一切速度制限されません。
動画配信サービスを毎日視聴しまくっても全く問題ありません。
公式サイトでも「ゲームをする・動画を見る」といった一般的なご利用では制限がかかることは無いと言い切っています。
それに対し「WIMAX」は速度制限される基準が明確です。
直近3日間で10GB
1日あたり3.3GB程度使えることになります。
軽くネットを使う程度なら十分な通信量ですが、動画配信サービスを利用する場合は全然足りません。
高画質で動画を視聴すると1時間で2GB前後は消費しますので、10GBなんて1日でアッという言う間に使ってしまいます。
速度制限される時間帯は18時頃~翌2時頃までと限定的ですが、1日のうち一番使いたい時間帯ですので致命的です。







契約期間
契約期間 | |
どんなときもWIFI | 2年契約 |
WIMAX | 3年契約 |
WIMAXは「GMOとくとくBB」で契約した場合
契約期間は「どんなときもWIFI」が2年間、「WIMAX」が3年間とどちらも長期契約になります。
契約期間中に解約する場合は後で説明するとおり違約金が発生します。







違約金
違約金(税別) | |
どんなときもWIFI |
|
WIMAX |
|
WIMAXは「GMOとくとくBB」で契約した場合
どちらも契約期間中に解約しようとすると高額な違約金が生じます。
なかなか解約しづらい契約内容となっています。
ただ、「どんなときもWIFI」「WIMAX(GMOとくとくBB)」どちらも、契約後に事情が変わったり通信速度が遅いなど満足ができない場合には、違約金無しで他のインターネット回線に乗り換えが出来るサービスがあります。
- どんなときもWIFI:「いつでも解約サポート」
- WIMAX(GMOとくとくBB):「どんなときも解約サポート」
このサービスを利用すれば、契約期間中でも違約金無しで他のインターネット回線に乗り換えることができます。
契約期間が長期間、違約金が高額でも安心なサービスです。







どんなときもWIFIはこんな人におすすめ
「どんなときもWIFI」と「WIMAX」を比較してみると、「どんなときもWIFI」は次のような人におすすめです。
- いつでも速度制限無しでたくさんインターネットを使いたい人
- 圏外が心配な人
どんなときもWIFIはWIMAXと違い速度制限の心配がありません。
月に300~400GB使っても平気です。
AmazonプライムビデオやU-NEXTなどの動画配信サービスを毎日ハードに利用することができます。
しかも、トリプルキャリア回線対応なので圏外の心配なし。
どんなときもWIFIで圏外なら何を使っても圏外というレベルです。
WIMAXはこんな人におすすめ
「どんなときもWIFI」よりも「WIMAX」の方がオススメな人は次のような人です。
- 通信速度は出来るだけ早い方が良い人
- 主に日中(18時~翌2時以外の時間帯)に使用する人
WIMAXの最大のメリットは通信速度
電波状況さえ良ければどんなときもWIFIよりも圧倒的に高速で通信できます。
速度制限は「直近3日間で10GB以上の通信」と厳しいですが、制限される時間帯は18時~翌2時だけですので、主にこの時間帯以外に使用する人には関係ありません。
基本的に日中にしか使わなくて、通信速度を求める人は「WIMAX」の方がオススメです。
「どんなときもWIFI」と「WIMAX」の比較まとめ
以上、「どんなときもWIFI」と「WIMAX」のポケットWIFIを比較してみました。
どちらも大人気のポケットWIFIなので「結局どちらが良いの?」と悩んでしまうと思います。
「どんなときもWIFI」はこんな人におすすめ
- いつでも速度制限無しでたくさんインターネットを使いたい人
- 圏外が心配な人
- 公式サイトはコチラ⇒どんなときもWIFI
「WIMAX」はこんな方におすすめ
- 通信速度は出来るだけ早い方が良い人
- 主に日中(18時~翌2時以外の時間帯)に使用する人
- 公式サイトはコチラ⇒WIMAX(GMOとくとくBB)
どちらも大人気なだけあって相当良いポケットWIFIです。
固定回線代わりにも使用することができます。
以上の比較を参考に、用途に応じて使い分けていただければ幸いです。